改造コードの基本


 まず、大前提としてコード入力は16進数で行います。

 16進数とは0〜Fまでの16種類の文字を使い数値を表記する方法です。

 16進数にはここでは深くふれません。進数計算の出来る関数電卓などで計算して下さい。


 PS−PARやSS−PARにはマスターコードと普通の改造コードの2種類のコードがあります。

 マスターコードとは、そのゲームの改造コードをONにする(使用する)ためのコードなので必ず書かなければなりません。

 ただし、PS−PARの場合は、スイッチで改造コードをON、OFFできるためかマスターコードを書かなくても使用できます。

 よって、SS−PARの場合には必ずマスターコードを書かないと改造コードが使用できないので注意して下さい。


 改造コードは、拡張コードの1桁+アドレスの7桁+データの4桁で成り立っています。


<例>

 80222222 FFFF の場合、

 拡張コード 8
 アドレス  0222222
 データ   FFFF

 以上のように、改造コードの使用目的によって分けるために8コードや、3コードなどの拡張コードがあり、どの場所(アドレス)にどの値(データ)を格納するかというように構成されています。

 アドレスは、PS−PARの場合は 0000000〜01FFFFF 、SS−PARの場合は 0200000〜02FFFFF と 6000000〜60FFFFF のアドレスを一般的に使います。


 以下、拡張コードの種類について説明します。

 9コードやBコードなど印があるものは、 K-Comm. さんの開発したPS−PAR用の Caetla というソフトを使った場合のみ使用可能です。

 ここから K-Comm. さんのページへ行けます。


 

<PS−PAR>


8コード

 指定したアドレスと次のアドレスに、指定したデータを書き込む。
 アドレスは偶数でないとエラー。
 SS−PARと書き込み方が違うので注意!

 80123456 ABCD の場合、

 0123456 に CD
 0123457 に AB を書き込む。

3コード

 指定したアドレスに、指定したデータを書き込む。
 データの上2桁は無視される。
 3コード以外のコードではアドレスに奇数を使うことが出来ない。

 30123456 00FF の場合、

 0123456 に FF を書き込む。

9コード *

 指定したアドレスから4つのアドレスに、指定したデータを書き込む。
 Caetla独自のコードで、データが8桁入力できる。

 90123456 AABBCCDD の場合、

 0123456 に DD
 0123457 に CC
 0123458 に BB
 0123469 に AA を書き込む。

Aコード *

 簡単なプログラムを書いて動作させるコードです。
 ここで説明すると長くなるので K-Comm. さんのページをご覧下さい。


Bコード *

 Bコードでは、改造コードのフォーマットが違います。

 B1112222 33334444 の場合、

 111      が書き込み回数
 2222     が次回書き込みアドレス加算値
 33334444 が次回書き込みデータ加算値
 以上のフォーマットになっており、Bコードの下に3、8、9コードを書いて使います。

 B0040002 00000001
 80123456 0001
 以上の場合、0123456に01を書き込み、0123458に02、012345Aに03、012345Cに04を書き込みます。
 何となく説明しにくいのですが、理解すれば一番使いやすいコードなので頑張って理解して下さい。(^^;

 たとえば、以下のような10行のコードを

 80100000 FFFF    8010000A FFFF
 80100002 FFFF    8010000C FFFF
 80100004 FFFF    80100010 FFFF
 80100006 FFFF    80100012 FFFF
 80100008 FFFF    80100014 FFFF
 たった2行の以下のコードに書き換えることが出来ます。

 B00A0002 00000000
 80100000 FFFF

Cコード

 比較コードなのですが、Dコードを使った方が楽なのでここでは説明しません。
 詳しく知りたい人は、K-Comm. さんのページへどうぞ。


Dコード

 Dコードで指定したアドレスのデータが指定したデータに変わったとき、その下に指定したコードを有効にする。
 組にするコードは3、8、9コードです。

 D0111222 AABB
 80123456 CCDD の場合、

 0111222 が BB かつ
 0111223 が AA になった時、

 0123456 に DD
 0123457 に CC を書き込む。

Eコード *

 Caetla独自のフォーマットを使います。
 基本的にDコードと同じですが多重比較出来るようになっています。

 E0123456 AAAABBBB の場合、

 0123456 がアドレス
 AAAA    がデータ
 BBBB    がラインスキップ値
 ラインスキップ値を指定することで、Eコード以下のいくつのコードを有効にするか指定できます。
 ラインスキップ値を1にするとDコードと全く同じです。

 E0111222 AABB0002
 80123456 CCDD
 80123458 EEFF     の場合、

 0111222 が BB かつ
 0111223 が AA になった時、

 0123456 に DD
 0123457 に CC
 0123458 に FF
 0123459 に EE を書き込む。


 

<SS−PAR>


1コード

 指定したアドレスと次のアドレスに、指定したデータを書き込む。
 偶数アドレスでないとエラーします。
 PS−PARと書き込み方が違うので注意!

 16001234 ABCD の場合、

 6001234 に AB
 6001235 に CD を書き込む。

3コード

 指定されたアドレスに、指定したデータを書き込む。
 データの上2桁は無視される。
 3コード以外のコードではアドレスに奇数を使うことが出来ない。

 36001234 00FF の場合、

 6001234 に FF を書き込む。

Dコード

 Dコードで指定したアドレスのデータが指定したデータに変わったとき、その下に指定したコードを有効にする。
 組にするコードは1、3コードです。

 D6011222 AABB
 16001234 CCDD の場合、

 6011222 が AA かつ
 6011223 が BB になった時、

 6001234 に CC
 6001235 に DD を書き込む。